3/16/2011

Save The Country

とんでもない事態になってきました。書きたいことは山ほどありますが、何を書いたらいいのか分かりません。いてもたってもいられませんが、何をするべきなのか分かりません。

久々にヨーロッパ方面へ出かけてましたが、現地の空港について間もなく日本で大きな地震があったことを知りました。到着後メールのチェックをしたついでにTwitterのタイムラインを見てみると当店の近所のお店の方が「すごい地震でしたけど、店内は大丈夫そうでしたよ。」とツイートしてくれていて、それを見つけてハッとしました。

どれほどの規模だということはその時点では分かりませんでしたが、しばらく経って想像をはるかに超える大きな地震で恐ろしい破壊力の津波が起きたことを知って、心臓の鼓動が一気に速くなってきました。家族の無事はわりとすぐメールで確認出来たものの、自宅は停電になっているというし、そんな大変な時に自分が日本にないことでいたたまれない気分になってきました。

どうしたら良いのか分からず狼狽してしまい、しばらく空港の中をウロウロしていましたが、携帯電話のバッテリーが切れそうになってきたので、まずは予約していたホテルを目指しました。チェックインした後、ホテルの部屋で実際に日本で起きている映像をテレビで観た時には目から涙が溢れてきました。

どうすることも出来ないのは分かっていても必死で情報を集めようとインターネットを検索し、ツイッターをチェックしました。電話回線がすぐパンクしていましたが、Twitterはほとんど影響を受けていませんでした。これほどスマートフォンが便利で、心強い道具だと感じたことはありません。

Lenny KravitzやLady Gaga、Alicia Keysなど、海外の著名なミュージシャンやセレブリティーが"Pray For Japan"というメッセージをツイートしていたり、佐野元春が発表した詩を読んで、遠く離れた国にいてもずいぶん勇気づけられました。また、松山千春がラジオに出演した際に「知恵がある奴は知恵を出そう。力がある奴は力をだそう。金がある奴は金を出そう。『自分は何にも出せないよ・・』っていう奴は元気出せ。」と発言したそうですが、これを読んだ時はホントにグッときました。

不安な気分にもなりましたが、海外にいたのにずいぶん有益な情報を得ることが出来たので、スマートフォンを持ってツイッターをやっていて本当に良かったと思います。誤ったデマのような情報も流れたりしていたようですが、それでも現在進行形で大きな役割を果たしています。

原子力発電所の事故も発生し、ますます深刻な事態になってきていますし、これからもっと困難な状況が待っているかも知れません。15日の朝に帰国してそのまま電車に乗って代官山の店へ向かいましたが、一見すると東京はいつもとあまり変わらない風景だったように思います。でも、少なくとも3月11日より前とまったく同じような暮らしをすることは当分出来ないような気がしています。

今こうしている間にも救助を待っている方々、避難生活をしている方々、不眠不休でライフラインの復旧や救出活動に取り組んでいる方々も大勢います。そして、何よりすでに多くの命が失われています。何も出来ないことでただ自分の無力さを感じていますが、犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともにこの先少しでも良い方向に進むことを心から望みます。







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