2/24/2012

ブーツをぬいで朝食を

ちょっと前の話ですが、愛用のブーツを修理に出しました。ソールがだいぶ減ってきていて雨の日はツルツル滑るし、なにより見た目がカッコ悪い。そんなわけで直すことにしたのですが、ソールを張り替えるだけでも結構いろいろな選択肢があり、オリジナルのソールにするのか、あるいはそれに近い非純正のものにするのか、はたまたまったく異なる仕様に変更するのか、などなど。ワタクシの場合、特にこだわりはないので、オリジナルじゃなくてもイイですし、なんなら普通とは違う感じにしたいと思い、今回はあえてビブラムソールへ変更しました。

預ける際に表面のクリーニングをするのかどうかを訊かれたのですが、ブーツなんかを修理に出す人の中には汚れや傷もそのままにしておいて欲しいと希望する方がいるそうで、ちょっとビックリでした。けど、腕時計だって外装のポリッシュをするのか、しないのかは持ち主によって考え方が違いますから、当然といえば当然かも知れませんねぇ。とにかく、ワタクシの場合は「全然オッケーなんで、キレイにしてやって下さい!」なんて言って預けてきました。

ソールの張り替え作業が終わって引き取りに行った時、表面も艶々していてすっかりキレイになり、イイ感じだったので、思わず写真を撮ってみました。時々靴底が減りまくっているのに頑張って履いている人を見かけますけど、やっぱりあれはちょっとカッコ悪いですよねぇ。ただ汚いだけの革ベルトが付いた腕時計をいつまでも使っている人をふと思い出してしまいます。せっかくの時計もベルトの寿命が限界を超えた状態だったりするとみすぼらしく見えちゃいますよねぇ。やっぱり、テキトーなタイミングで交換するべきです。そういった意味では革ベルトの交換だってメンテナンスのひとつだと言えるかも知れません。

そうそう、先日ワタクシがブーツのメンテナンスを依頼したのは"UNION WORKS"というお店。渋谷の桜丘にあるので、ウチの店からも近くてバイクに乗れば3分くらいの場所だし、なによりあちこちでその評判を聞いていたので、以前から次に靴の修理を出す時はお願いしてみようと思っていたってワケです。いざ行ってみて店員の方といろいろ話してみたら、なんとウチの店のことを知っているだなんて言うじゃありませんか。たいした店じゃありませんが、そんなところで偶然にも当店を知っているなんて人に出会ったりすると決して悪い気はしませんし、時計と靴、身に着けるもので、メンテナンスが必要だったりするところはなんとなく共通点を感じずにはいられません。

修理だけでなく、トリッカーズなどの英国靴の販売も行っていて、ハマるとヤバそうな臭いがプンプンしています。今まで興味を持たないように心がけていた靴の世界にちょっと足を踏み入れてしまいそうな気もします。そんなユニオンワークスさん、ご存知の方も多いかも知れませんが、おススメです。




Horol International
twitter
facebook
mixi page